アメリカン・エキスプレスが運営するセンチュリオン・ラウンジは、世界のラウンジの中でもひときわ存在感のあるプレミアムラウンジです。プライオリティパスのラウンジとも、航空会社のビジネスクラスラウンジとも異なる、独特の上質な体験を提供しています。
アメックス・プラチナカードを手にして初めてセンチュリオン・ラウンジを利用したとき、「ラウンジってこんなに違うのか」と驚きました。この記事では、センチュリオン・ラウンジの全貌を、利用条件から世界の設置空港、サービス内容まで詳しく解説します。
※2026年7月8日より同伴者ルールが変更されます。 変更内容も本記事で詳しく解説しています。
センチュリオン・ラウンジの概要と特徴
センチュリオン・ラウンジ(The Centurion Lounge)は、アメリカン・エキスプレスが独自に運営する会員制ラウンジです。対象のプレミアムカード保有者のために設けられており、羽田を含め世界30か所に展開しています(2025年7月時点)。
センチュリオン・ラウンジが特別な理由
食事のクオリティが圧倒的に高い
一般的なラウンジではサンドイッチやスナック程度が多いですが、センチュリオン・ラウンジでは地域ごとの文化や伝統をいかした食事メニューが提供されます。空港内とは思えないクオリティの温かい料理が楽しめるのは、センチュリオン・ラウンジ最大の魅力です。
インテリアと空間デザインへのこだわり
世界各地のセンチュリオン・ラウンジは、それぞれの国や地域の文化・伝統を踏襲した独自デザインが施されています。落ち着いたトーンでまとめられた内装は、空港にいることを忘れさせてくれるほどの雰囲気です。
プレミアムバー
各ラウンジにはプレミアムバーが設けられており、本格的なカクテルやワイン、ビールなど質にこだわったラインナップが揃っています。すべて無料で楽しめます。
シャワー施設の充実
長距離フライトの前後に利用できるシャワーブースが設けられており、アメニティもしっかり揃っています。渡航前にリフレッシュできるのは、長旅をするうえで非常にありがたい設備です。
充実のサービス・設備
センチュリオン・ラウンジで利用できる主な設備は以下のとおりです(ラウンジごとに提供サービスは異なります)。
| 設備・サービス | 内容 |
|---|---|
| プレミアムバー | 本格カクテル、ワイン、ビール、ソフトドリンク等 |
| 食事 | 地域の文化をいかしたビュッフェ形式の食事 |
| シャワー | アメニティ完備のシャワーブース |
| 高速Wi-Fi | 仕事や調べ物に十分な高速回線 |
| セミプライベートワークスペース | 出張者向けの作業スペース |
| 大型フラットスクリーンテレビ | フライト情報やニュースの確認 |
| ファミリールーム | お子様連れの方向けスペース |
| チャイルドルーム | お子様向けの専用エリア |
| 会員サービスデスク | カードに関する各種相談 |
食事やドリンク、アメニティなどすべてのサービスが無料で利用できます。
利用条件
入室できるカード
センチュリオン・ラウンジに入室できるのは、以下のアメリカン・エキスプレスのカード保有者です。
| カード | 利用可否 |
|---|---|
| センチュリオン・カード | 可 |
| アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 可 |
| ビジネス・プラチナ・カード | 可 |
| コーポレート・プラチナ・カード | 可 |
| JR東海エクスプレス・プラチナ・コーポレート・カード | 可 |
| アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 不可 |
| アメリカン・エキスプレス・カード(グリーン) | 不可 |
| ビジネス・ゴールド・カード | 不可 |
重要: センチュリオン・カード、プラチナ・カード、ビジネス・プラチナ・カードに付随するゴールド・カード、グリーン・カード、ビジネス・ゴールド・カードでは利用できません。あくまでプラチナ・カード以上のカード本体が必要です。
利用時に必要なもの
ラウンジ受付で以下の3点を提示する必要があります。
- 対象カード(カード会員ご本人のもの)
- 当日の搭乗券(出発便または乗継便)
- 政府発行のID(パスポートなど)
いずれかが提示できない場合、利用を断られる場合があります。
利用可能な時間帯
| 条件 | 利用開始可能時間 |
|---|---|
| 出発便 | 出発時刻の3時間前から |
| 乗継便 | 出発時刻の3時間以上前から利用可能 |
出発便・乗継便の搭乗時のみ利用可能です。到着便の搭乗券では利用できません。ただし、センチュリオン・カード会員は一部ラウンジにおいて到着便でも利用可能です。
【重要】2026年7月8日からの同伴者ルール変更
2026年7月8日(水)より、センチュリオン・ラウンジの同伴者に関するルールが変更されます。 旅行の計画に影響する重要な変更なので、必ず確認しておきましょう。
変更1:同伴者の無料利用人数の縮小
| 項目 | 変更前 | 変更後(7/8〜) |
|---|---|---|
| プラチナ・カード/ビジネス・プラチナ・カード | 同伴者2名まで無料 | 同伴者1名まで無料 |
| 搭乗券の要件 | カード会員の搭乗券のみ | 同伴者もカード会員と同一便の搭乗券の呈示が必要 |
家族やパートナーと一緒にラウンジを利用していた方にとっては大きな変更です。3人以上のグループで利用する場合、追加料金が発生する可能性があるため注意が必要です。
変更2:乗り継ぎ時の利用条件変更
| 項目 | 変更前 | 変更後(7/8〜) |
|---|---|---|
| 乗継便の利用開始時間 | 3時間以上前から | 5時間前から |
| 同日往復便 | 乗継便扱い | 乗継便とみなさない |
乗り継ぎ時間が長い場合でも5時間前からしか利用できなくなります。また、同日に往復する旅程は乗継便とはみなされなくなるため、復路の搭乗前に再度ラウンジを使いたい場合は出発便として扱われます。
対象空港
この変更が適用される空港は以下のとおりです。
- アメリカ全空港
- ロンドン・ヒースロー空港
- 羽田空港
- 香港国際空港
- シドニー空港
- メルボルン空港
変更への対策
- 家族カードの発行を検討する: 同伴者ではなく、家族カード(プラチナ・カード付帯)を持たせれば、それぞれが本会員として入室可能
- 旅行の人数を考慮して計画する: 2名までなら(本人+同伴者1名)従来どおり無料で利用可能
- センチュリオン・カード会員は別条件の場合あり: 最新の利用規約を確認すること
世界の設置空港一覧
センチュリオン・ラウンジは、羽田を含め世界30か所に設置されています(2025年7月時点)。設置空港は今後も拡張が予定されています。
日本
| 空港 |
|---|
| 羽田空港(東京国際空港) |
北米(17空港)
| 空港 |
|---|
| ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク) |
| ラガーディア空港(ニューヨーク) |
| ロサンゼルス国際空港(LAX) |
| サンフランシスコ国際空港(SFO) |
| ハリー・リード国際空港(ラスベガス、旧マッカラン国際空港) |
| ダラス・フォートワース国際空港(DFW) |
| ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港(IAH) |
| マイアミ国際空港(MIA) |
| シアトル・タコマ国際空港(SEA) |
| フェニックス・スカイハーバー国際空港(PHX) |
| デンバー国際空港(DEN) |
| ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(ATL) |
| ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(DCA) |
| シャーロット・ダグラス国際空港(CLT) |
| フィラデルフィア国際空港(PHL) |
| メキシコ・シティ国際空港 |
| ヘネラル・マリアーノ・エスコベード国際空港(モンテレイ) |
南米(2空港)
| 空港 |
|---|
| グアルーリョス国際空港(サンパウロ) |
| エセイサ国際空港(ブエノスアイレス) |
ヨーロッパ(2空港)
| 空港 |
|---|
| ヒースロー空港(ロンドン) |
| アーランダ空港(ストックホルム) |
アジア・オセアニア(5空港)
| 空港 |
|---|
| 香港国際空港 |
| インディラ・ガンジー国際空港(デリー) |
| チャトラパティ・シヴァージー国際空港(ムンバイ) |
| シドニー国際空港 |
| メルボルン国際空港 |
※設置空港やラウンジの場所・利用条件は予告なしに変更になる場合があります。最新情報はアメリカン・エキスプレスの公式サイトで確認してください。
センチュリオン・ラウンジ羽田(詳細ガイド)
日本国内唯一のセンチュリオン・ラウンジが、羽田空港に設置されています。「ようこそ、特別な旅のはじまりへ。」をコンセプトに、静謐と高揚が調和する空間で、洗練されたひとときを過ごせます。
場所・アクセス
羽田空港 第3ターミナル(国際線) 保安区域内 4階
ラウンジへの行き方は以下のとおりです。
- 3階の保安検査場を通過後、税関・出国審査を通り、左手に進む
- 114番搭乗口を通過後、正面に進むと動く歩道の手前左手に航空会社ラウンジ入り口の目印がある
- そこに入り、エレベーターまたはエスカレーターで4階へ上がる
重要: センチュリオン・ラウンジ羽田の利用は、第3ターミナルからご出発の方に限ります。国内線(第1・第2ターミナル)からの出発では利用できません。
営業時間
8:00〜22:00(年中無休)
ラウンジの特徴
旬の素材を生かした料理
地域の文化をいかした食事が提供されます。旬の素材を生かした料理や、心を満たす一杯とともに、出発前のひとときを楽しめます。滑走路を眺めながらゆったりと食事ができるのも、羽田ラウンジならではの魅力です。
快適なビジネス環境
高速Wi-Fiや各席の電源、防音仕様の個室など、快適な作業環境が整っています。資料のチェックもリモート会議も、移動中とは思えないほどスムーズに進められます。
VIPルーム(センチュリオン・カード会員限定)
センチュリオン・カード(ブラックカード)会員専用のVIPルームが設けられています。プラチナ・カード会員は利用できません。
羽田ラウンジの同伴者ルール
現在(〜2026年7月7日):
- 基本カード、家族カード、追加カードとも同伴者2名まで無料
- 3名目以降の追加料金:大人(18歳以上)USD 50/名、子供(17歳〜2歳)USD 30/名
- 2歳未満の幼児は同伴者の数に含まれない
変更後(2026年7月8日〜):
- 無料同伴者が1名に縮小(プラチナ・カード/ビジネス・プラチナ・カード)
- 同伴者もカード会員と同一便の搭乗券の提示が必要
日本からのアクセスが良い海外のラウンジ紹介
日本からの国際線で利用しやすい海外のセンチュリオン・ラウンジをピックアップして紹介します。
ロサンゼルス国際空港(LAX)
日本からの直行便が多く、ハワイ経由でも利用しやすい空港です。ロサンゼルスのローカルシェフが監修したメニューと、充実したバーが特徴。到着後の乗り継ぎ時間にぜひ立ち寄りたいラウンジです。
ニューヨーク・JFK国際空港
東海岸の玄関口であるJFKのセンチュリオン・ラウンジは、設備の充実度で定評があります。フードメニューのバリエーションが豊富で、ニューヨーク旅行の締めくくりや旅の始まりにふさわしいクオリティです。ニューヨークにはラガーディア空港にもラウンジがあります。
シンガポール・チャンギ空港周辺のアジア拠点
東南アジアを旅するなら、香港国際空港のセンチュリオン・ラウンジが便利です。さらにインドのデリー(インディラ・ガンジー空港)やムンバイ(チャトラパティ・シヴァージー空港)にもラウンジが設置されています。
シドニー・メルボルン(オーストラリア)
オーストラリアにはシドニーとメルボルンの2空港にラウンジが設置されています。日本からの直行便も多く、オセアニア旅行の際にぜひ活用したいラウンジです。
ロンドン・ヒースロー空港(LHR)
ヨーロッパ旅行の玄関口として多くの日本人旅行者が利用するヒースロー。英国らしいエレガントな空間と充実した食事が待っています。
センチュリオン・ラウンジを最大限活用するコツ
フライトの3時間前にはターミナルに到着する
ラウンジは出発時刻の3時間前から利用可能です。人気のラウンジは混雑することがあるため、余裕を持って早めに到着しましょう。
シャワーは到着後すぐに予約
シャワーブースは人気が高く、特にピーク時間帯はすぐに満席になります。ラウンジに入ったらまず予約を入れましょう。
プレミアムバーを楽しむ
センチュリオン・ラウンジのプレミアムバーは、外のバーに比べてもクオリティが高いです。フライト前の一杯を楽しむのにぴったりです。ただし、フライト中に備えて飲みすぎには注意しましょう。現地の法律で飲酒が許可されている年齢に達している必要があります。
家族連れはファミリールーム・チャイルドルームを活用
子ども連れの旅行では、ファミリールームやチャイルドルームが設けられているラウンジもあります。18歳未満の方のご利用には保護者の同伴が必要です。
Wi-Fiで仕事・調べ物を済ませる
高速Wi-Fiが利用できるため、搭乗前にメールの返信や情報収集を済ませておくとフライト中が快適になります。セミプライベートワークスペースも用意されています。
まとめ
センチュリオン・ラウンジは、アメリカン・エキスプレスが誇るプレミアムラウンジとして、食事・空間・サービスのすべてにおいてトップクラスの体験を提供しています。アメックス・プラチナカードを保有していれば無料でアクセスでき、羽田を含む世界30か所で利用可能です。
利用条件のポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象カード | センチュリオン、プラチナ、ビジネス・プラチナ、コーポレート・プラチナ |
| 利用タイミング | 出発便・乗継便の搭乗時のみ(到着便は原則不可) |
| 利用開始時間 | 出発時刻の3時間前から |
| 同伴者(〜7/7) | 2名まで無料 |
| 同伴者(7/8〜) | 1名まで無料、同一便の搭乗券提示必須 |
2026年7月8日からの同伴者ルール変更は、家族や友人と一緒にラウンジを利用している方にとって大きな影響があります。変更前に一度、自身の旅行スタイルに合った対策(家族カードの発行など)を検討しておくことをおすすめします。
一度センチュリオン・ラウンジを体験すれば、その違いを肌で感じていただけるはずです。次の海外旅行では、ぜひ立ち寄ってみてください。
関連記事:
- 空港ラウンジの種類と入り方ガイド
- 羽田空港ラウンジ完全ガイド
- 成田空港ラウンジ完全ガイド
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※本記事の情報は2026年5月時点のものです。センチュリオン・ラウンジの場所や利用条件は予告なしに変更になる場合があります。最新情報はアメリカン・エキスプレスの公式サイトにてご確認ください。
